リビング和歌山4月号

その“好き嫌い”は
花粉-食物アレルギー症候群かも

その“好き嫌い”は
花粉-食物アレルギー症候群かも

 桃を食べると喉がイガイガする」「イチゴが、どうも苦手」「子どもがスイカ、メロン、キュウリを食べたがらない」・・・、こんな心当たりはありませんか? 花粉症患者が、ある特定の食べ物で唇や口の中、喉がかゆくなったり、イガイガしたり、痛みがあったり・・・。これは、いわゆる食べ物によるアレルギー症状で、 「花粉─食物アレルギー症候群」と呼ばれます。


特定の食べ物でかゆみや喉のイガイガ


 例えば、スギ・ヒノキに代表されるヒノキ科の花粉症の人はトマト、オオアワガエリやカモガヤ(イネ科)なら、メロンやスイカ、キウイなど、 花粉症の原因物質によって、反応を起こす食べ物が異なります。その一例を挙げますが(図参照)、 これはほんの一部で、ハンノキやシラカバの「カバノキ科」と関連する食物は、バラ科(リンゴ、桃など)やウリ科(メロン、スイカなど)、 セリ科(セロリ、ニンジンなど)、ナッツ類、大豆類などと、多岐に渡ります。
 小さい子どもはアレルギー反応だとは気付かず、不快感があるのでその食べ物を食べたがりません。親はそれを「好き嫌い」だと勘違いしがち。 多少の違和感なら構いませんが、体調が悪いときには息苦しくなったり、気持ちが悪くなったり、ひどいときはアナフィラキシーのような強いアレルギー反応 を起こすこともあります。単なる好き嫌いと決めつけずに、一度アレルギー検査を受けてはどうでしょうか。
 また、例えば、桃を食べて症状が出る人は、リンゴやイチゴなどといった同じバラ科の食物に反応する場合もあります。気になる症状がある人は、アレルギー科を受診し、相談してみてください。

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