進む新型コロナ高齢者ワクチン
先行接種者副反応の調査報告
進む新型コロナ高齢者ワクチン
先行接種者副反応の調査報告
和歌山市でも新型コロナワクチンの高齢者への接種が本格化し、当院でも予約者に順次接種を進めています。
患者さんによく聞かれるのは副反応のことです。私も医療従事者として2回接種が済みました。
よくいわれているように、2度目の接種後には少し熱が出ましたが1日で治まり、倦怠(けんたい)感は2~3日間続きましたが、普段通りに過ごせました。
ところで、この副反応について、厚生労働省のホームページ で、今年2月に先行接種をした医療従事者を対象にした健康調査の中間報告が公開されています。
例えば、接種後の発熱(37度5分以上)については、1回目の接種ではどの年代でも10%以下ですが、2回目では20歳代で約50%、
年齢が高くなるにつれてその割合は低くなり、65歳以上では約10%に。また別のグラフによると、発熱は接種した翌日がほとんどで、
3日後に発熱があった人は8%弱にまで下がっています。
この他にも、接種部位の疼痛(とうつう、痛み)や頭痛、倦怠感などのデータもまとめられています。
副反応が気になり、接種を迷っている人は参考にしてはいかがでしょうか。
専用サイトで予約できる医院が分かる
和歌山市と海南市は地域の医療機関で接種できます(岩出市は集団接種)。どの医院やクリニックで予約を受け付けているか、
厚生労働省のホームページに設けられている「コロナワクチンナビ 」でタイムリーに確認できます。
また、ワクチン接種が済んだといって新型コロナウイルスに感染しないわけではありません。
ワクチンは、感染しても発症・重症化することを防ぐものです。これまで同様に、密を避ける、手指の消毒など、対策を続けてください。