リビング和歌山12月号

これからの年末年始
お酒の飲み方に気をつけて

これからの年末年始
お酒の飲み方に気をつけて


 年末年始は、人が集まることが多くなり、お酒を飲む機会が増えますね。お酒の飲み方について、考えてませんか。
 アルコール分解能力の違いにより、一人一人が飲めるお酒の量は異なります。例えば、男女なら男性、若い人と年配者なら若い人の方がアルコール分解能力が高く、飲める量は多い傾向にあります。 個人差があるので、自分自身が飲める適量を知っておくことが肝心でしょう。適量とは、ほろ酔い程度。それ以上は酩酊(めいてい)状態になり、健康に良くなくて、依存性にも悪影響。 お酒を飲むときは、ほろ酔い程度に抑えるようにしたいものです。


健康的に楽しむ飲むために気をつけよう


 飲んだお酒の量を表すために、「純アルコール量」がよく用いられます。 厚生労働省の国民健康づくり運動「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒量」を純アルコール量で1日約20㌘だとしています。アルコール度数5%のビールなら500㍉㍑、 日本酒なら約1合です。こうした数字も意識しておきましょう。
 飲める量は人それぞれですが、アルコール分解能力が高いから飲んでも大丈夫だということにはなりません。 やはり、お酒は飲まないのに越したことはありません。飲酒は健康被害を起こすリスクを高めます。 よく知られるのは肝臓障害ですが、すい臓や消化器、神経系、また依存症など、全身に影響があります。
 自分自身の適量を知っておくことと同時に、飲酒の習慣がある人は、毎日飲まず休肝日を作る、お酒ばかりを長時間だらだら飲み続けない…など、健康的に楽しく飲めるように心がけましょう。 その他、飲酒について詳しく当院のユーチューブチャンネルで解説しています。


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