春は入学や進級、転勤など、環境の変化が多い季節です。 特に、学生は春休み中。夜更かしして朝起きるのが遅くなったり、家でスマートフォンを見る時間が増えたり、いつもと生活リズムが変わっている人も…。 今回は、環境の変化によるストレスや、不規則な生活が招く体調不良など、春に気を付けたい健康障害について紹介します。
春休みなどで生活リズムが変わると、自律神経が乱れて頭痛や集中力の低下、倦怠(けんたい)感を起こすことがあります。
これらの症状が続くと、〝自律神経失調症"につながるので、春休みだからといって夜更かしせず、早く寝て、朝起きて朝食を取るなど規則正しい生活を送ることが大切です。
新学期や新しい仕事・職場では、環境になじむのに時間がかかることも。
緊張やストレスで自律神経が乱れ、明らかな原因がないのに、なんとなく調子が悪い〝不定愁訴(しゅうそ)"を起こすことがあります。
また、少し慣れてきた頃には〝5月病″にも注意。
ゴールデンウイーク明けになりやすい事から〝5月病″と呼ばれていますが、4月に起こることも。
疲れが取れず、無気力感や、気分の落ち込みが続いていると感じたら、リフレッシュするように心掛けましょう。
春休みが明けて、不特定多数の人と会うと感染症が流行します。
今も新型コロナウイルスの感染が報告されているので、人が多い所ではマスクの着用や手洗いなど、感染対策が必要です。
3月はスギ花粉の飛散量がピークを迎えています。
スギ花粉の時期が過ぎても、4月からはヒノキ花粉に注意。
外に出る機会が増えると症状が出やすくなり、ぜんそくの悪化や、湿疹が出る人も。
気温の上昇や、雨上がりの次の日、気温差があると、花粉の飛散量が増加します
春休みで体がなまっている状態で運動すると、筋肉や関節の痛みが出る場合も。
運動する時は、準備体操をしましょう。
また、新しい靴を履くときは、靴擦れを起こさないように、慣らしてから履きましょう。
休息しても体調不良が続くときは、医療機関へ相談を。
薬で体調を整えられる場合があります。